謎の声：
私はこの偽りの世界が嫌い。私を傷つけたあのひとが憎い。でも、今一番憎むのは弱い自分。
毎日、虫けらのよに黒い隅に生活して、不公平だ！
そう、不公平だ！
なぜ私はこんなふうに扱われなければならない？なぜ私は自分の存在を感じられない？私は生きているか？どちらが本当の自分か？
私は絶対に私の幸福を奪う人に復讐する。せめて、私の命の終わるまで、あなたを消えさせる。私の目的を達成さえすれば、悪魔に魂を売ることも平気だ。私はずっとやられている。最後、この悲しい世界が完全に変わる。
そう、私は絶対彼を滅する。彼を永遠に黒い地獄に眠らせる。
でも、願が叶うまで、私は偽善的な仮面を被らなければならない。
私は行動しなければならない、時間が足りない。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
｛暗黒の果てに私と年はあまり変わらない銀髪少年がいた。彼は黒いダスターコートを着て、仮面を被っている。彼が巨大な死神の鎌を持って、私を割ってくる。後の瞬間、俺は自分の体が冷酷に割られるのを見ている。鮮血が迸り、俺はだんだん倒れていく。何も言わずに、内心には苦しみも悲しみもない。ただ、純粋に感激の気持ちが溢れている……｝
「あああああ！！！！！」俺は悪夢から戻った。驚いて目が覚めた。
「お兄ちゃん、大丈夫？」俺の叫び声を聞いた後、妹宇心が苛立って俺の部屋のドアを叩いてくる。
「ええ、大丈夫。ただ、悪夢を見ただけだ。」俺だんだんに落ち着きを取り戻していく。それに、俺は机の上の目覚まし時計を横目で見る。今は７：０５分だ。
「まさかまだあの変な夢じゃあるまいか？」
「違うよ！俺、俺は夢にウエディングドレスを着た瞬が俺に結婚を強く迫るのを見た。」こう言うのは瞬にすまないけど、俺は今その理由だけを思い浮かべるから。許してくれ！友達！
「確か怖いんだね。」心の足音がだんだん消えていく。「お兄ちゃんが起きたなら、速く朝ご飯を食べましょうよ！」
まさか心は俺の嘘を気づかないの？俺はこの気持ちを持って、服を着替える。
食卓に着くとき、宇心はもうハイドウ学院の青と白を交互に織りあわせた制服に着替えた。宇心は今１５歳、ハイドウ学院初中部三年生だ。それに、初等部生徒会会長だ。彼女は淡黄色の髪に二つ蝶結びが付いていて、天使のように可愛い顔をして、悪魔のように完璧な体つきであって、本当に眩し過ぎる。だからこそ、彼女は初等部の生徒たちに「薔薇のプリンセス」と呼ばれている、しかも音楽部の切り札の主唱だ。
時に、俺は劣等感がある。どうして俺の妹がそんなに優秀なのに、俺は徹頭徹尾、バカなのか。何の面でも、宇心は俺よりずっと優秀だ。生活の面では、母がいつも出張するので、普段の家事は宇心に切り盛りされている。宇心は大抵母の役割を見事に演じている。
「お兄ちゃん、今日の朝食に満足したか？」宇心は照れて聞いた。
「もちろんですよ、宇心が作った料理は美味しくないはずはない。」俺は宇心の料理を一杯食べながら称賛する。
「嬉しいな、お兄ちゃん。」宇心は俺に飛び掛かった。
「おい、宇心、俺まだご飯中だぜ……」俺は宇心に注意した。それに、自分の感情を抑える。実際、今俺は短いタイミングを大切にしている。なぜ短いかと言うと、それは俺の妹がこんなに可愛いわけがないからだ。
宇心はゆっくりと手を放して、先生に叱られる小学生みたいに不満な顔をしている。
俺はココロを鬼にすることができない。何か彼女に慰める話を喋ろうと思う。
「ぼけっとして、何をするの？阿呆！今朝生徒会の会議があるから、私早く学校へいかなきゃ。宇楓、弁当はここに置いておくよ。では、行ってきます。」宇心はこんなに冷淡で、まるで別人のようだ。
これは林宇心、二つの性格を持って可愛い妹だ。彼女は家にだけ俺に甘える。学校内それに怒る場合、彼女は初等部の生徒会会長に戻る。先のような俺に一顧だに値しない、さらに「お兄ちゃん」って呼び方はもっと不可能だ。
「いってらっしゃい！」いつもの会話方式、宇心はやはり俺の嘘を気づかないね。
ハイドウ学院に入るから、俺は宇心と一緒に登校したことが一度もない。もしかして俺と一緒なら、宇心は恥さらしになるかもしれないと時に俺もそう思った。宇心の兄として、俺は彼女にとてもすまないと思っている。
ここまで思い出して俺は一日の感情を決める。朝早くから俺は劣等感と言う罠に深くに落ちる。俺は速いスビードでご飯を食べて、鞄をもって、家を出る。
恥ずかしながら、そんなに早く学校に行くことは俺が生まれて以来初めてです。せっかく時間が十分あるから、俺は二十五分の徒歩を決める。
国東市の街を歩いていると、耳に心地よい鳥の声が聞こえてきたが、夏の暑さは俺の質朴で素晴らしい願望を簡単に破る。
俺はそのまま退屈でしかたがなく歩いている。次の角で、何かが真っ直ぐ俺に向かってぶつかってきた。俺は反射的にこの瞬間に目を閉じて、地上にばったりと転ぶ。
「何かいいことが起こるか？」俺はそうと思っている。
俺は登校の途中と天然で可愛い美少女に出会って、そして、この件を契機として付き合うことを空想する。更に俺はゲームの世界に女主人公と出会って、ファーストキスをもらった。
俺の予言の通り、俺は相手の柔らかい唇がかすかに感じてきている。柔和な髪の毛、しかも薄い生臭いが付いてくる！！！慌てて、俺は目を開ける。俺の前にいるものは美少女じゃない。ただのくそ黒猫だ。俺のファーストキスを返せ！！！俺はもう想像できない。人間としてファーストキスの相手は猫なんて。これから俺がこの社会にどう立脚すればいいんだ！
「こんこん、こんこん、こんこん……」俺の猫アレルギーがまた出てきた。俺は思わずあの憎たらしい黒猫から離れて、そして睨んでみた。けれども意外にあの黒猫が同じ目で俺を見ているみたい。
気のせいかな、あの黒猫は俺よりもっと怒っているように見える。彼奴は直接に向って俺に走ってきて、さらに俺の顔に「神聖の刻印」を付けた。
お陰様で俺の顔がひりひりしている。俺はあの五つの爪痕の意味を理解できない。俺が正気に戻る時、あの黒猫は跡形もなく消える。
俺は身に付いた埃をたたき落として、黒猫の爪痕を残して学校へ行く。
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「ね、サイス、今度の任務はこのくそがきか？」黒猫は黒い制服を着た独眼のおさんの肩の上に立って話す。
「そうだ。」
「元々彼の腕前を探るつもりだが、まさか彼はそんなに弱いのか。自分を防衛する能力さえもないんだ。彼は本当に魂師か？」黒猫が話しながら自分の毛髪を舐めている。
「だから俺はお前に彼を守らせろ！」
「あたしは彼を守る？冗談じゃないわよ！あたしは彼を奴隷にする。彼に知らせてあげて、あたしを怒らせると結果はどうなるか。奪われた、あたしのファ、ファ……」黒猫は心配があるので、話が続くことを止める。
「好きにしろ。とにかくこれはおまえの最後の任務だ。彼はこの学校を卒業する前、出色的に彼を守るなら、俺とお前の約束を必ず果たす。」
「じゃ、そのまま約束する。この二年間の内に、あの子の命だけは守る！あたしの調教で彼を成長させてみよう。」黒猫が喋りながら宇楓の家に行く。
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俺は痛みから元に戻る時、あのくそ黒猫はもう跡形もなくて消えた。今日は俺の運がわるいそうだ。俺は身に付いた埃をたたき落として、ハイドウ学院に向って進んでいる。
「宇楓？？？」遠いところから知り合いの声が聞こえる。
「え？」振り返って見ると、俺の親友の瞬がそこにいるんだ。彼奴はハイドウ学院高中部に第二番の人気があって格好いい金髪少年だ。俺と完全に違って、彼奴は学校で（金色の閃光）と呼ばれる天才だ。
「お前、なぜここに？これはまるで今世紀最大の奇跡のようだ。」瞬は俺を不思議そうに睨んでいる。
「宇宙人を見るような目で俺を見るな。俺がここにいるのは変かな？」
「特にお前の顔、それは流行るの？」瞬がうなずいて反問する。
「……」猫にファーストキスを奪われるとか、猫に意地悪されるとか、そんな恥ずかしいことを言うわけないだろう。
「今日はお前起き過ぎだろう！風邪でも引いたのか？」瞬は心配な表情をして、俺に聞く。「それとも階段から落ちて、頭を壊しちゃったのか。」
「俺がただ少し早く学校に行くのが、そんなに驚きか？」
「本学期遅刻ばかりのお前にとって、これは異常じゃないのか？」
「お前に言われたくない、以前の俺と同じくせに。」
「それは過去のことだ。俺はもうそんな幼稚な行動を止めた。今俺は高中部生徒会のメンバーだから、毎日早く学校に行って会議に参加する。全てお前のお陰で。」瞬は意味深長に話している。
「感謝の言葉は要らない。」
「ね、宇楓。お前は変わりたくないか？生徒会に入ることを考えていないか？」
「興味無し！」
「考えないのに、答えを出すな。生徒会に入ったら、きっと人は見方を改める。そして、人気も高くなるし、彼女もできるし。大切のは一日中、お前が虐められない。」
「心配ない！俺が虐められることは一度もないぞ。」俺は理解できない。何故瞬は生徒会に入るか？彼奴は元々人気が高いのに、脳細胞を無駄遣いする生徒会に入る必要がない。
「瞬、おはよう。そして、あの……じゃ、また、後で。」生徒Aがジョキングしながら瞬に挨拶する。俺の名前を覚えていないらしいので、俺を直接に無視して、走っていく。
どうせ俺も彼の名前を知らない、そう考えたら、俺が落ち着く。
「お早う、瞬！ああ！観察のバカもいるか？ワハハハ……」生徒B、C、D三人が口を揃えてあざ笑う。
「あんた達、やり過ぎる！宇楓はなんとか俺達のクラスメートだろ。」瞬は俺を助けるけど、俺に止められる。
「ふん！つまらない！」
「彼は俺達の友達じゃないよ！」
「バカが伝染できるので、俺達のカラスを壊すな！」
俺は生徒B、C、Dの皮肉な言葉を無視する。
ハイドウ学院は成績によって、クラスを分ける。二年一組に入れるのは、つまり全部の二年生の中の総合能力（筆記試験と実戦試験）が成績上位五十位までの生徒だけだ。
元はそのはずなのだが、俺が二年一組に入られるのは成績の訳ではない。問題は俺の魂獣だ。魂獣が魂獣の卵から孵化された。
魂獣と接触の始めた時、大部分の生徒が最低レベルの魂獣の卵を呼び出す。極少数天才は初めから高級な魂獣を呼び出せる。魂獣の卵、普通の孵化期は一週間ぐらいだが、俺の魂獣は魂獣の卵の状態で、もう五年になった。だから、俺は観察学生として一組に入る。つまり、これは俺が天才とバカを区別する方法だ。時間が経った今、大衆の目で俺はバカしか見えない。俺の強い劣等感と弱い存在感のせいで、今殆ど友達ができていない。
「気にしないで……」俺のそわそわしている様子を見た瞬は俺を慰めてくれる。
「瞬、俺は生徒会に入りたい！」
「考えを変わるのは速すぎるぞ！やはりお前は毎日虐められたな。」
「違う、ただ優秀の妹を思うと、自分は変わらなければならないと考えている。それより、生徒会に入るチャンスは年末試験しかないか？」
「そうよ、成績が前五位の人は直接生徒会のメンバーになれる。」
「じゃ、つまり俺は希望がないと言うことだろう。」
「希望がないというわけじゃない。俺に頼めば、何かいい方法があるかもしれない。」
「早く言え！ほかに何か方法があるか？」
「俺は生徒会メンバーとして特権がある。一年一回、人を生徒会に入らせる権利があるが……」
「やるじゃん！」俺は瞬の背を叩いて彼奴を褒める。
「俺の話しはまだ終わらない。前提はお前が実戦試験で生徒会の一人を打ち倒して代わって生徒会のメンバーになる。」
「そ、それは難しいと思う。」俺は緊張してよく喋ることができない。「一応聞くが、俺の勝算はどれくらいあるんのか？」
「俺が信じている、お前はきっと成功……」
「この話しを喋る時、俺の目を見ろ！」
俺の話しを聞くと、瞬は俺の目を注目する。「俺が信じている。お前はきっと成功裏に人生の幕を下ろす。」
「お前、本当に俺に殺されたがるなあ。俺が必ず死ぬと言うことだろう。お前そんなに俺の死ぬことを望むかよ！！！」
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